isono55’s diary

大好きな森田さんとV6のこと。日常のアレコレ。

音楽番組出演!と、『祈りと怪物』メモ。


V6日テレ『Music Lovers』出演決定!!!


わー!!
なんか嬉しいお知らせが来たー!


Mラバかぁ…
確か前にももクロが出演した時に見たけど、
なかなか素敵な番組だった覚えが!
ニューアルバム発売を前に、歌って踊ってお喋りするV6が見られるのかな!
放送日はまだ分からないけど、楽しみ〜!!



こんばんは。



もう半分が過ぎた『祈りと怪物』蜷川版の東京公演。


あとでちゃんとまとめて!…とかは出来る気がしないんで、
ぼちぼち思ったことや感じたこと、好きなシーンなどを
気が向くままに綴っていこうかとー。


2回見たケラさん版と、只今絶賛観劇中の蜷川さん版
主に蜷川版の話になりそうだけど、
両方見てるとやっぱり比べてしまうので。そんな話も。
(何も言ってない場合は、蜷川版の話だと思ってくださいー)


いやぁ…演出によってこんなにも別物に感じられるとは…。
演出家さんって、つくづく凄い。



思いっきり、ストーリーやら各シーンやら結末やらについて書いてるので。
まだ舞台を見てなくてこれから見る!…という方などは、
くれぐれもお気を付けくださいー。


途中に1個ラクガキがあったりします。






















◯コロス(合唱隊)


コロスの方々の出番が多い、この『祈りと怪物』という舞台。
先に見たケラ版で、
舞台が始まるなり登場するコロスが一斉に発するセリフを聞いて…正直、
バ ラ バ ラ だ !
…と思ってしまった私。


でも。
コロスが登場するような舞台を見た覚えってあまりなくて。
群衆が一斉に声を上げる光景は、せいぜいオペラくらいでしか
これまで私は触れてこなかったように思うので。
メロディ等がないと、このくらいの多少のバラッとさは普通なのかな…。


…と思ってたら。
蜷川版は、なんとコロスのセリフがほとんどラップになってた!
ラップのリズムのおかげか、全くバラッとさを感じない。飽きもしない。


真っ暗な中、静かに浮かび上がる「序章」の文字と音楽。
そして1つになったコロスの言葉が響き渡る。
凄 い 迫 力 。
何度見ても、この舞台の始まり方には大興奮する…!




◯「デカい声」


毎回すごく楽しみにしてるシーンの1つ。
1幕3章でトビーアスたちがエイモス家の一員になった下りで…
ドンがパブロの後ろに隠れてるトビーアスを引っ張り出してきて。


ドン「トビーアス、分かったか?(←聞き方が優しい)
トビーアス「はい…(小声)
ヤルゲン「そんな小さな声じゃ聞こえねぇよ!
ドン「 デ カ い 声 出 す な よ !! 
ヤルゲン「どーもスミマセン!聞こえなかったもんで!
ドン「 俺 に は 聞 こ え た よ !! 





…ってとこが好き。


ドンが誰よりもデカい声を出すから…
そのたびに2人の間に挟まれてキョロキョロしがちなトビーアスが、
ビックリしてドンの方を振り返るのが。可愛い!!



でもって、執事長ヤルゲン
ケラ版のヤルゲンは「すみません…」って普通に恐縮しちゃってたので。
蜷川版ヤルゲンが怯まずに「どーもスミマセン!」って声を張り上げた瞬間、
吹 い た 。


ケラ版ヤルゲンも好きだったけど、
蜷川版の石井愃一さんヤルゲンは
なにかと大人げなさが可愛くて好きだ…!




◯「あと百年は生きますよ」


ケラ版の後に蜷川版を見て
違いに物凄くビックリしたシーンの1つが、1幕3章のドンとジャムジャムジャーラの会話。


ジャムジャムジャーラ「あの男だったら跡取りとして申し分ないよ」
ドン「跡取り?俺は母上の息子です。あと百年は生きますよ


ここの「あと百年は生きますよ」が…
ケラ版では軽口みたいな感じで、ちょっと笑いすら起きるシーンだったのに。
蜷川版では、ものっすごい重量感だった…。


エイモス家が抱える歪みとか、闇とか、粘度とか。
ドンが抱える執着とか、自負とか、恐れとか。
色んなモノが渦巻いてるようで、見てて息が詰まる。




◯「一人ぼっち」


3幕、最後の9章・10章
トビーアスがペラーヨ先生を撃ち殺すのを皮切りに…
シーンが切り替わるたびに、もれなく1人以上の人間が死んでいく。
…という怒涛の展開が繰り広げられる終盤。


私はなんとなく、この物語に登場する人たちは
すごく「一人ぼっち」になるのを怖がっているように感じるので。
(実際そう口にする人たちもいるし)
最後まで生き残った人たちは、
むしろ最も不幸な人たちなのかもしれない…なんて。思う。



そして、ドンを見てると、
トーベ・ヤンソンムーミン谷の彗星』
ムーミンスナフキンが繰り広げた会話を思い出す。


「彗星って、ほんとにひとりぼっちで、
 さびしいんだろうなぁ…。」
「うん、そうだよ。
 人間も、みんなにこわがられるようになると、
 あんなに、ひとりぼっちになってしまうのさ。」


ドンは家族がいる限り、
特に絶対的な信頼関係を築いてる3姉妹がいる限り、
一人ぼっちではなかったんだろうけど…。




◯ラストシーン


先にケラ版を見てたせいか、ラストシーンを
ドンはその後もしぶとく生き続けました…的に受け止めてたんだけど。


ドンの最後のセリフ「今夜は、よく眠れそうだ…」と、
その後にリンゴ〜ン♪と鳴り響く教会の鐘の音を聞いて…
これは、もしや『フランダースの犬』方向なのか?
…なんて先日ふと思ったりもしましたー。
蜷川版のドンは、あの後もう帰ってこなさそうにも感じるな…と。