『鉈切り丸』に思いを馳せる。
シアターオーブの入り口横(?)に設置されたパネル…
範頼さんの頭上に、薄っすら夕焼け富士山。
そんなこんなで。
引き続き『鉈切り丸』の世界を漂っております。
その合間に軽く風邪をひいたり。
なぜか口内炎が大発生したり。
ノドが痛いのか、口内炎が痛いのか良く分からなくなったり。
…そんな日々を送ってました。
つまり、元気です!
こんばんは。
V6マンとは!?
…ってことで。
またしても、V6の公式サイトで何やら事件が発生してますが!
(IEでは見られないような気がするんだけど…はて?)
いよいよ!いよいよいよ!
ライブDVD発売が目前に迫ってきてますね!
V6マンさん共々、盛り上がってDVDをお迎えしたいとこ〜。
まぁ本格的にDVDを見るのは、
『鉈切り丸』が千秋楽を迎えてからになる予感ですが。
とにかく楽しみ楽しみ〜!!
そして、舞台『鉈切り丸』。
見れば見るほど…
範頼さんの暗い瞳に惹き寄せられていくようです。
「悪」としては、決して「カッコ良い悪」ではないと思うんだけど。
(範頼さん個人としては諸々大変にカッコ良いと思う)
なんでこうも魅力を感じてしまうのかー。
まぁ結局は、見れば見るほど範頼さん贔屓です。はい。
てなわけで。
『鉈切り丸』な日々の中…
モワモワと考えたことというか感じたことを、ザックリ以下にー。
(ここの範頼さんがたまらん!とかいうのは、また今度綴りたい!)
これから初めて見るよ!という方はお気をつけて。
『範頼』は仕えるための「仮の名」だと言い切るほど、
顔も知らない母親が唯一与えてくれた
『鉈切り丸』という名前を大切に掲げて。
自分の生い立ちと、生まれ持った容姿をバネに…
持っていないものは、持っているもので補おうと。
努力を積み重ねて人並み以上の剣の腕を手に入れ、
知恵を絞り、言葉を操り、
「言いなり」「脅され」「我慢」の日々を乗り越えて、生き延びた。
その先で。
溜め込んだ憎悪を爛々と輝かせ、
欲しいものは全て自分のものにすると。
悪の限りを楽しんでやろうと。
自分のふるえる限りの力を、目一杯ふるって。
一目散に上を目指す。
範頼さんのやったことは、確かに
どれも悪逆非道って言っていいような行為だと思うけど。
疑心暗鬼や裏切り、嘘や騙しが跋扈し、
老若男女・関係無関係を問わず人の命が奪われてる
あの物語(というか、あの時代)の中…
範頼さんの行いだけが特別な「悪行」だったとは考えにくい、今日この頃。
ただ…
範頼さんが義経に諭したように「我らは正しき戦をしておる」とするか、
「悪の限りを楽しんでやろうと決めた」かの差がデカいのかなぁ…。
あとは、「一人で生きる」範頼さんは全部自分の手でやっちゃってる、とか?
(景時に頼んでみたら裏切られたし)
やり方があまりスマートではない、とか?
(巴さん絡みのこととか…あんな言動とセットじゃなければ、あの時代においては特に珍しい事態ではないような気がしちゃうんだけど…)
範頼さんの発言が…見事に悪々しい、とか?
(そこが素敵なんだけどね!)
頼朝・範頼・義経の3兄弟は、
それぞれに悪夢に追い詰められるわけだし…
結局、自分の行いが奪ったものの重さを分かっているように思うー。
だからこそ、その影に怯えてるのかな、と。
しかし…
「畜生同然」「お前ははじめから失っている」と告げ。
「鉈で」「何度も」「殺そうと」「床にドンと」と耳鳴りの正体を…
『鉈切り丸』という名は、「呪い」だと教え。
天下をとれるような特別な華が、ひと欠片もないと言い放ち。
記録には、「端正な顔立ち」と記す。
範頼さんがその人生で抱えてきたもの。
範頼さんがその人生で培ってきたもの。
それら全てをまるで足蹴にしたような人たちは
そこにあった重さを、感じてくれたんだろうか…。
そして。
「お前がそこから何を見ようと、記録は出来ぬであろう」と言いつつも、
「よく見てろよ鳶」と繰り返す範頼さん。
範頼さんはいつも鳶の鳴き声と共にあるせいか…
最後に鳶の声が入ったりもするせいか…
唯一、範頼さんと共にいてくれた存在のように思えて。
鳶の声を思い出しただけで…なぜか涙が…。
そんなわけで。
見てる最中も、見終わってからも、
色々と思いを巡らせては違う発見があったり。
そのたびに感じ方が違ったり。
終わりとか正解とかがないような感触が、いいな〜と思いつつ延々浸ってます。
『鉈切り丸』もあと約1週間。
残りの公演も、素晴らしいものでありますように!
私も全力で見届けたいと思います!