『ファウストの悲劇』!
少クラプレミアム。
トークコーナー始まって早々の、年齢の話で。
太一くん「よんじゅう・・・に(歳)、だっけ?」
坂本くん「・・・なんだ?なんだ今?・・・ビックリしたよ!」
・・・っていうやりとりが、ほのぼの笑えて何度もリピートした!
そんな2人の横で、自分と坂本くんはちょうど一回り違うんですよ〜と
言おうと手を泳がせる風間くんが、可愛かった!
こんばんは。
シアターコクーンに『ファウストの悲劇』を見に行ってきました〜。
蜷川さん演出、野村萬斎さん主演の舞台。
以下、それの話をダラリと。
諸々触れてるので、これから見に行くんだぜーという方はご注意を。
『ファウストの悲劇』・・・
原作を予習してこーかなーと思ってはみたけれど、
読み始めて数ページで挫折しました。(早過ぎる)
なので、途中説明が入るものの・・・
え?つか誰?っていう人がおもむろに登場して退場、とか。
ファウスト博士、そんなに悔やむくらいならー!とか。
いまいち理解しきれないとこが。
でもでも、とにかく!
舞台セットが、超ステキだったーーー!!!
舞台の背面に、3階建てくらいの楽屋裏みたいのが透けて見えてて
衣装替えやら準備やらをする人たちが徘徊してたり。
(その楽屋裏側の電気が落ちると、背景が鏡面のようになって
客席が映ったり、役者さんの背中側が見えたりする)
舞台下も丸見えで、床の穴からの入退場のアレコレが分かったり。
・・・これは、そもそもこの『ファウストの悲劇』が
劇中劇、っていう設定だったからみたいですね・・・。
帰ってきて、朝日新聞の劇評見るまで気付けないとかいう迂闊ぶり。
・・・まぁ色々汲み取れてなさすぎな私ですが。
舞台上でメインで展開される光景の
背後に蠢く人影とか、怪しげな照明とか・・・
すごーく混沌とした空気を作り出してる気がして、たまんなかったっす!
この劇をしてるのが江戸時代あたりっていう設定だったのか、
楽屋裏の人たちが着物だったり
照明が提灯だったりしたのも、素敵でした〜。
で。
出演者の皆さん。
ファウスト博士(野村萬斎さん)と、
悪魔メフィストフェレス(勝村政信さん)が・・・
めちゃくちゃカッコ良くて、すっごい可愛かった〜!!
・・・毎度、残念な感想しか持てず申し訳ない・・・。
2人が法王のお食事会でイタズラし放題なとことか、
小学生か!って感じでね・・・可愛かったっす。
萬斎さんのファウスト博士は、素敵なプラチナブロンド髪だったんですが。
その髪色のせいか、ラスト付近の独白シーンで
『血は立ったまま眠っている』が脳裏をよぎりまくりました・・・。
あああ、このコクーンに良くんがいたんだなぁ・・・。
勝村さんのメフィストフェレスは、
白いロングコートの立ち姿がやたらめったらカッコイイわ・・・
階段を大慌てでドタバタ下りてきて、首のタオルで汗をフキフキしてるのが可愛いわ・・・
ト キ メ イ た !!
素敵だった〜勝村さん!
正直・・・初めて勝村さんを「超カッコイイ!」って思いました・・・ゴメンナサイゴメンナサイ。
そして。
『血は〜』で一躍気になる俳優さんになった、マメ山田さんと、日野利彦さん。
超 可 愛 か っ た !!!
始まってすぐに・・・
悪魔の格好をしたマメさんと、
天使の格好をした日野さんが、
吊られてフワフワ〜っと舞台空中に登場した瞬間。
暗闇の中で、私はガッツポーズをしましたよ・・・可愛すぎる!!
2人とも、1人5役な勢いで!衣装替えしまくりで!
チラシによると・・・
マメさん : 悪魔、バリオル、大魔王ベルゼバブ、アステロ、従業員
日野さん : 天使、悪魔、ベルチャー、ベリモス、召使い
・・・だったようで。
とにかく、楽屋裏風景含め、なにかと大活躍。
悪魔なマメさんは、空中をフワフワ漂いながら
「イヒヒヒヒ〜♪」という素敵な笑い声を響かせ。
召使いな日野さんは、ふいに男前な声でセリフをスパーン!と言ってのけ。
・・・たまんなかったっす・・・2人とも素敵だった〜!
原作を知らないからかもしれないですけど。
舞台セットの使い方含めて、次になにがどうなるんだろう・・・と
最初から最後までワクワクしっぱなしでした!
思いのほか、笑いどころも多くて。
その笑える感じが、『劇中劇』の「役者」としての動作なのか、
それとも『ファウストの悲劇』の「登場人物」としての行動なのか・・・
境目の曖昧さが、不思議で楽しかったです。
(私が分かれなかっただけかもしれないけどー)
できればもっと隅々まで視界に収められるように、
もう1回見たくなるような舞台でした〜。
しかしこの舞台は、立ち見席がないようで・・・残念・・・。